逆光/
ガト
思い出は
ぼんやりした
景色の中にあるよ
夏の夕暮れの
田舎の電車とか
色あせた自動販売機とか
誰かの白いシャツとか
それはどんな記念日よりも
心に残って消えない
光の白飛びを
ピントの合わない瞼の裏で
思い出す感じ
よく見えないけど
なんだかすごくきれいなんだ
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