恋昇り6「明日の朝またおはようと言うために」/トビラ
て、連座はフフと笑う。
私はやっぱりまだそのノリについていけてない。
時刻は深夜二時を回る。
「もう遅くなってきたし、二人とも休んでくれ。朝まで俺が見張ってるから。とくに榛名さんは、ゆっくり休んで。菜良雲は明日の朝から夜まで見張りを頼む。夜は俺と山藍さんで代わりながら担当しようと思う」
「私は?」
「榛名さんは、基本的に見張りからは外れて、用事をこなしたり、見張りをその時々で誰かと代わってほしい」
「うん、わかった」
「ある意味では、一番大変かもしれない」
「大丈夫、任せて」
菜良雲と私はそれぞれ部屋に戻る。
部屋に戻ると、簡単にシャワーを浴びて、ベッドに横になる。
長い一日がやっと終わる。
今日は色々なことがありすぎた。
もう寝よう。
後のことは明日考えよう。
眠りの国に落ちると、ふわふわと私は夢を見る。
私に何かを伝えようとするような夢を。
花が道になっていくような。
そんな夢を。
続く(気がむいたら)
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