「歴史」常に終わりから再生へ向かうための架空文書であるために/アラガイs
警告「線路は続くよ何処までも」
2020,10,00,0−報告書
ー武漢にあるウィルス研究所から媒体を持ち出したのはどうやらウイグル族に係わりのある研究室の人物らしい。中国の政策に対する反発心から米国へ引き渡す手配だった。このことが同僚の密告によって早々と発覚してしまった。彼は後々新コロナと呼ばれるこの未知の細菌を処置するために市場に向かう。それは生命誕生から進化の過程にとっても重要な鍵を握る。必要不可欠な構造。イディアによって突発的に発見された未知であるための結合組織。その真実は(彼ら)によってもたらされた最初の生命でもある。そしてまもなく事件は始まる。当局によって追われ、国外を転々
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