ボロボロに転がれ詩人症の骸/ホロウ・シカエルボク
をしているだろう?そうさ、この快楽は身体を蝕んだりはしない、もしかしたら時に、心は酷くズタズタになったりするかもしれないけれど、でもそれは、必要な痛みさ、知るために与えられる痛みなんだ、血が滲むほどに耐えながら俺は何度もそんな痛みに耐えてきた、そして知ってきたんだ、それが虐殺だ、思考の、表層の己自身の、途方もなく悲惨な死にざまさ、そして、それを見下ろしているのもまた俺自身だ、矛盾だって?どこの世界に居たって矛盾なんか当り前の要素だぜ、何の筋を通そうとしているんだ、何の辻褄を合わせようとしているんだ、俺が話しているのは特定のポイントに弾を当てればいいなんて話じゃないんだぜ、所構わずぶっ放して生き残っ
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