薄れゆく意識のなかで/花形新次
 

ハッ!・・・・お、お兄ちゃん!
お兄ちゃんが毒嗅がされて
椅子でぐったりしている姿を見て
思わず吹き出してしまったんです
そうだね、あの時の報いなんだね
ごめんなさい、お兄ちゃん
本当にごめんなさい

ああ、暗くなってきた
何も聞こえない
怖いし、寒い
もうだめだ、終わりなんだ

お祖父ちゃん、お父さん、お兄ちゃん
僕ももうすぐそっちに行くから
みんなのところに行くから
まっ、て、て、、、ねっ、ガクッ

ピ────────────

マ、マ、マシッソヨオオオオ!!









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