薄れゆく意識のなかで/花形新次
 
私は今
ベッドの上で
小さな炎が──命の──
消えようとしているのを
ただ、茫然と
ただ、静かに
待っています

それでも、何度も
脳裏に過るのは
私がいなくなったら
私の国、私の家族は
一体どうなってしまうのか
──ということ
暇すぎて、いろんなことに手を出して
結果、夫である日本の首相の
足を引っ張ることになるあの女、昭恵に
どことなく容姿が似ている私の妹
彼女が私の後継者・・・・フゥ・・・
もう終わりかも知れませんね・・・・(微笑)

ああ、こんなことなら
ディズニーランド行きたかったなあ
食パンみたいな髪型をやめて
お兄ちゃんと一緒に・・・
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