金属のリズムに違和感があるのはあたりまえ/ホロウ・シカエルボク
 
くらいのものだ、兎にも角にも、闇雲に懸命さを主張する連中がいる、率直に言うことを許してもらえるなら、あいつらはただの馬鹿だと俺は答えるだろう、真剣さとはつぎこむことではない、人生のあらゆる要素を自分が生業としているものに委ねられるかどうかだ、そして、それをどのくらいの配合で差し出すのかという冷静さを持ち、ここだという場面では一気に叩き込む熱さだ、情熱だけで語られたくない、知識だけで語られたくない、シニカルなポーズや、嘘臭いアジテーションなんかもってのほかだ、俺がみたいのはそいつ自身の自然な空気だ、それをどんな風にこちらへ流してくれるのかという興味だ、そこに関しては好き嫌いなんかないぜ、どんなもので
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