「静止画」から/アラガイs
 
 
 きみは何かをみつめていた  僕の中で
      それを打ち消そうとひと息の風が揺さぶって

砂浜を歩く男と女を眺めたらそれはまるで映画のワンシーンのようだね
夢の中で喩えるならばそれは   波に浮かんだ 小舟

 事実歩いている男が僕だとすれば
僕は動画で語るように告白に置き換えることができる    もうどうでもいいのです

 毎日同じ女ばかりを抱いている   夢の中で
     そして白い卵の中から羽根の生えた蛇が産まれる

日常の中で非日常を語る想いそれは化粧を施してから出直さなければいけない
それもきみという視点から眺めれば   もうどうでもいいのです

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