駆除の正当性が再発見される前段/なけま、たへるよんう゛くを
いい加減迷信が疎ましくなった当たりからか、お腹に切り傷が開いてあって、両端のないミミズが絶え間なくこぼれていくのがわかった。このしようのない破れ目の為に僕は縫い針か、全く反対によく切れるナイフさえ手中に収めちまえば、金輪際身嗜みに気を揉まずに済むのかと考えたりもする。世の中的には全国的に電波拡大と報復合戦ばかりらしくて、殺人鬼かゾンビしかいない素敵な箱庭が出来上がっちまっていた。殺人鬼は殺人鬼の種を撒いて刈り取ったり、刈り取られたりする。生き物だからね。少しは気立てのいいやつは、こんな無法地帯で法を犯すのは空虚だ、本当の喜びじゃない!だなんて危うく環境論者に転向しかけたっけ、頭っからかじられちゃっ
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