in future/由比良 倖
い血流に浮かんだ無数のゴムの手足、原始的な吐き気がするほど正確な80bps電子音で返ってくる、速い、とてもはやい、37.1℃、私は段々に自分が空間の中心に落ちていくのを感じる、椅子は頭の上にたくさん並んでいるの、車も、ビルも、手袋を付けた人たちと、落ちていく私、虹の下流、かりゅう、かりゅう、カリゥ・・、黄色い、苦い、気体・・、ざらざらした、発芽への執念で、満ちている・・、考えがやさしく焼き切れていく。
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古くなっていく。好き。)(あ、いや)(そうでは無かったかも知れないんだ。私たちのTVアイズ、まっすぐにうねった線がやさしい、光、ちかちか、未来から流れてくる、言葉たち・・。
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