捨て石(改訂)/
ひだかたけし
この世での光は消えてのち
また射す光、止めどなく
覚悟せよ
全ては〃進化〃の時流に乗り
大地が割れる感触を
肉に刻んて進み行く
この世に在る限り
この世での光は消え去って
幾億光年の記憶と化す
今日も忙しく立ち働く
愛しい君の
手の温もりを追い
僕は捨て石になるだろう
剥き出し曝され喜んで
僕は捨て石になるだろう
また射す光、浴びるまで
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