おはよう/二宮和樹
 
おもむろに顔を上げると
朝の陽射しが窓から おはようと言いたげに
優しく 今日を運んでくる

不意に 何が今日あるかなんて
条件反射など よぎることなく
少し、まだ寒さが残る季節に微笑んでくる

まだ、支度まで間はあるから コーヒーを淹れ
この豊かな時間を抱きしめよう

晴れているんだなと思い 
自然とこんな風に アップを試みるのは
この時を誰かと分かち合いたいからかもしれない

(おはよう)

なんて、心で言ってみた
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