木瓜の妖精/
丘白月
るのよ
あなたが止めたといえば
それでもう終わりなの
明日は来ないわ
あなたを愛した人が
光の笑顔になって見守っているの
そうねきっとあしたも辛いかもしれない
次の日も寂しいかもしれない
泣いてしまうかもしれないけど
明日をかさねていけば
幸せな日が
やがて来る順番を待っているのよ
もう少しだけよ
木瓜の妖精は女の子の髪に
今朝生まれたばかりの
魔法の花をそっと挿して飛んでいく
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