Birthday Cake/ツチヤタカユキ
 
カは、まるで物のように扱われているみたいで、それを苦痛に感じていた。
後藤の体からは、汗と小便が入り混じった、硫黄のような臭いがする。
終わると、後藤は、すぐにズボンを履いた。
再び着たシャツからは、汗の臭いがした。

ルカがゆっくりと、立ち上がると、ゴムも付けずに中に出された、生温かい精液が、太ももをつたって、床に垂れた。
さっきまで、寝転んでいたベッドのシーツが湿っている。
後藤は、すぐにイビキをかいて眠ってる。
何だか、心が鉛になっていく感じがした。
ルカは、半分口を開けながら寝てる後藤の横に、寄り添って眠る。
彼の肉体は、インナーマッスルが硬くて、まるでイナズマを抱いて
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