決闘か人殺しか(あるいはみみっちい小競り合いか)/ホロウ・シカエルボク
証明さ
お前らが欲しがってるトロフィーに俺は興味が無い
手にした途端に存在が黒ずむのが目に見えているからさ
ある種の共通認識によって築き上げられた栄光なんて
無から何かを作り出すことなどまるで出来ない連中がこぞって競う見苦しい頂点さ
どんな形であれ俺に関わろうとするなよ、魂を磨き上げるために俺はここに居るんだ
誰に何を進められたところで(これでいいか)なんて考えちゃいけない
本当に欲しいものが目に入るまでメニューをくまなく眺めるべきさ
長生きしてりゃひとつやふたつ取り戻せない瞬間だって必ずあるものだ
生きるってことにもう少し自覚的になるべきだぜ、機械人形みたいに
プログ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)