デカメロン/アニュリタ
 
ます。金髪に染めた髪を横で結っているのが、野性的な感じの女性でした。
 「いいわね。あなたも良かったじゃない。すごいことよ。私が九十五キロ、彼女は百十キロあるから、あなた、二百キロ超えを経験できるわ。なかなかないわよ。」
 いわれるままに聞いていると、最初に声をかけてきた黒髪の女性が、私の顔に上から豊満な胸を押し付けてきます。床にはマットレスが敷かれていたのですが、そこに手の代わりに胸で押し倒されるようにして寝かされました。
 もうひとりが、私の下半身の上に座ったようでした。
 あっと気づいたときには、指一本動かせません。
 上半身は先ほどの女性が寝ているのですが、何がなんだかわかりませ
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