夢夜(改訂)/ひだかたけし
 
また夜が来て
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
ぼうっと天井仰ぎ見る


〉遠い遠い異郷の地
〉父母と歩む未知の道
〉敷石、鮮やかに輝いて
〉ひたすら前へ進んで行く
〉いつしか独りになりながら
〉前のめりで進んで行く


また夜が更け
うつらうつら
いつしか夢見の一人床、
深層心理が物語る
映像群に終わりなく
私ははっと目覚めては
記憶の奥を覗き込む

夢に含まれ夢を産む
〃意識〃という不思議、生きながら











戻る   Point(3)