アラウンドアバウトミッドナイト/ホロウ・シカエルボク
 
た限り現在は過去とないまぜになっている
それはおそらく未来と呼ばれるものよりもう多いだろう
ぼくは本を閉じて自分の手を開いたり閉じたりする
それはある日突然失われたりすることもあるかもしれない
それは間違いなく昔よりもリアルな予感になっている

誰に告げましょうか
誰に覚えておいてもらいましょうか
出来ればすべてを出来るだけきちんと理解してくれるひとがいい
そんなひとを見つけるのはとても難しいことだけれど
まるで居ないわけでもないことをぼくはもう知っている

思う存分に脳味噌をこき使って
誰も書いたことがないような新しいスタンダードを
限られたひとにしか使えない武器みたいなものを
取引をしようぜ
代金は知性だよ

夜の波打ち際で
起きたまま寝言を繰り返す
ハロー今夜も少し遊んでおかないと寝返りの数が増えるんだ
ゲームのルールが理解出来たらホイッスルを待ってください
それと同時にぶち壊してくださいって神様と名乗る年寄りが笑った


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