わたしたちは死体のようにただ希望を受け止める/ホロウ・シカエルボク
様にも出来ることが
あなたの指を妨げる枷となってはいけない
この先、たくさんの時間をそうして老いてゆくたびに
わたしたちは真っ白な荒野に立つだろう
途方もない景色の中で
わたしたちは呆然とするだろう
詩人であるために
綴ってはならない時がある
わたしたちは、あなたたちは
なんのために手を上げたのか
たったひとつの心を大切に書くために
本当に必要なものは果たしてなんなのか?
わたしたちはもう
真実をあまり必要としなくなるだろう
真摯な疑問符がそこに続く限り
それがわたしたちの
正当な
理由となるだろう
戻る 編 削 Point(2)