アーリースプリング・デイ/
朧月夜
恐竜の骨のようなもの、を、みたいな、
探していたんだと、
思う。
でも、そんなものは、
どこにもなくって、
ただ、
巻き貝とか、三葉虫とか、アンモナイト、
みたいなやつだけ、
胸の中に、
転がっていた。
せめて、
始祖鳥の痕跡くらいは、
あっても良いのに、と思い、
思いは小春日和のような、
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