無明と暗黒の差って/こたきひろし
光のもたらす恵みは計り知れないのに
空気より空気感ないよな
太陽光がなくなったら
きっとパニクるぜ
ムーンライトがなかったら
暗黒の夜になっちまう
その昔
俳人松尾芭蕉は旅の途中で道ばたに捨てられた
生後間もない赤ん坊と遭遇したらしい
なのにそのまま通り過ぎたらしい
哭いてる赤ん坊に「汝が運命のつたなさに哭けって」
捨てゼリフ残してさ
自分が生きるのが精一杯だったんだろうな
時代が時代だから
自分を犠牲にしてまで救ってやるという選択肢は
なかったんだろうな
俳人の心に光がささなくてまっ暗闇だった訳さ
光のもたらす恵みは計り知れないだろ
わかって貰えたかな
解ったら
挙手してください
「ちょっと本質からずれてるんじゃないの?」
なんて疑いはなしで御願いしますね
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