野良犬/
秋葉竹
ありきたりな恋のエッジは悲しく
ただ正しいのは彼女の方だろう、じゃね?
くそ(下品ですみません)。
懐かしい田舎を想い
地平線のかなたを見る
そんなまっすぐな眼差しで生きられたら、
なんてね、羨ましくて。
あたし、こんな匂いしてたかしら?
って、悩むバカひとり、ばかり、ここにいて。
彼女の匂いがもうしないこの部屋の
優しい時間は終了していて
そして『行きて戻らず』の旅に出るのが
彼女の最期の願いだとか?
それは彼女に訊いてくれ、それは。
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