地下室の明滅/いねむり猫
たちが
残らず その歌い手たちに 傷だらけの花びらを拡げる
そのハイトーンは 傷ついた獣が
密かに焦がれていた 荒々しい銀河への遠吠え
頭を打ちぬくパーカッションが連れ去るのは
孤独な夜道で出会った 仲間たちとの 裏切りの銃撃
孤高のギターソロは かつて危うくも燃えた
のしかかる世界への 挑戦の叫び
身体の奥の奥 鎖につながれ
絶え間ない罵声を浴びて
うなだれていた 青い うねりが 身震いをして
地下室に 呼応するのは
しぶとく生き延びた魂の明滅
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