エゴ・エリス? いのちある すべてのものに 主は 食物を 恵まれる/PAULA0125
 
んで座り
パンと葡萄酒 蜜を食す
狼の 毛皮を背に 眠る童に
羊自ら 毛を切って被す
人々 腹を満たして 歌うたい
命ある 全てのものは 計らいの 中に生きる
その歌は 絶え間ない 悦びにあり
いつしか民は 個を失い 一つと相成る
その歌は 降り継ぐ雨の 雫に似た光
老いも若きも 男も女も 融けて巡る
食すもの 食されるもの 境無くなり
然らば人に 神は在(い)る
そこに在るもの ただ神のみ
光に入らず 神を呼ぶ者は 叫び宣う
「人が神に生る人祖の罪」
「断罪をせよ 破門して果て(のど)へ返そう」
暗がりの卓に 光あれかし
我らはまさに 今神の中に居る
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