無敵の人(初稿)/れつら
ンクリートが突っ立ってる
その上を並行とって歩く君の子どもも
鼻唄なんか歌ったりするんだろうね
それが誰の歌かも知らずに
タイトルにはいつも無敵の人
でもあまり姿をあらわさないね、僕らの前には
あの最高の出来事…
あの最高の時間…
一見単なる空疎な自然に
意味を与えていくことが僕らの遊びで
そこでは不可算有数の主観がうろついてる
もちろん僕や、君の子ものひとりで
警察や正義、イデオロギーはもちろん、
この国には、組織自体がない
でもなんとなくやっていけるよ
みんな馬鹿じゃないんだからさ…
今がいやだと言うわけじゃないけど
たぶん知恵が少
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