エゴ・エリス? 朝早く 週の初めに 日の既に登る頃/PAULA0125
 
のを
今日も麗しと仰ぐ 神の子を

「ご機嫌麗しゅう 子供達」
「ご機嫌いかが  我が羊飼い」
「日毎輝くその姿 安らぎいると聞き
ゴルゴダの丘の風 一筋拾い
未だ憂世の 子等に告げよ 『救いは近し』
また汝(なれ)らの 歌を聞き
その歓び 開き包んで 謳えや共に」

御顔を見やると 秋桜(こすもす)の上 向日葵(ひまわり)の咲く
笑う山に 昇るが如く
光る桔梗(きちこう) 開くが如く

鳥どもはばたき 山脈震え
ただ一羽 ヒソプで磨いた 鴨居の上
白い銀貨を 誇らしげに掲げ
 白い鳩が 歌い出す
「歌え歌え 御恩寵(みめぐみ)の 上枝(ほつえ)へ留(と)まれ」
「留(と)まり聞け 我が願いの 成るを聞け」

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