天使たちは(改訂)/
ひだかたけし
無私の愛が
人の魂の病を癒し
肉の病すら和らげる
冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に
あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯れに 無音
薄いピンクの衣装纏い
無私の愛を舞い踊っていた
奇跡の光景 天使たちは
戻る
編
削
Point
(7)