真実の振り子/りょう
 
はじめに言葉ありきと
はじめに私ありきの間で
振り子の玉が行き来する

言葉があり 世界がある
(ひゅっ)
私がいて 仲間がいる
(ひゅっ)

木がたっている
(ひゅっ)
私泣いている
(ひゅっ)

町が広がっている
(ひゅっ)
隣の町に行く
(ひゅっ)

振り子が揺れる度に
あり方がぶれ
魂が振れる

夜の後には
朝がくるように
戻る   Point(1)