真実の振り子/
りょう
はじめに言葉ありきと
はじめに私ありきの間で
振り子の玉が行き来する
言葉があり 世界がある
(ひゅっ)
私がいて 仲間がいる
(ひゅっ)
木がたっている
(ひゅっ)
私泣いている
(ひゅっ)
町が広がっている
(ひゅっ)
隣の町に行く
(ひゅっ)
振り子が揺れる度に
あり方がぶれ
魂が振れる
夜の後には
朝がくるように
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