19歳/ポンテク
 
すべてがプレッシャーでしかなかった
顔の表情が歪んでゆく
何もかもがうまくゆかない
どんどん どつぼに はまってゆく

助けてほしかっただけなのに
みんなの視線が怖い 態度が怖い
すべてがうそで すべてがほんとで
寝つきがどんどん 悪くなる

かってに思い込み かってに勘違いする
そして
僕は逃げたんだ
みんなから
必死で逃げたんだ

一人の人と共に

ほんとは 遠くへ 遠くへ 行きたかった
きっと 行くしかないのだと 思っていた
自分勝手な幸せを思い描き


それでも
人からの逃避行は長続きせず
10代最後の年を様々なものを失いながら生きて行く事となった





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