たいふう/るるりら
 
して わたしは どのような声かけをさせていただくべきかわかりませんでした。ですが、この詩をいただいた翌朝 わたしは海の夢を見て 朝を迎えました。
穏やかな海でした。

※これから書くのは、そのときにおもいついたことです※
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たいふうのあと
      真清水 るる



その十字架のそばを 船がゆれています
よく見渡すと 十字に光っているのは 海の上の太陽でした

朝日が海にうつりこみ その光は わたしの足元までまっすぐにのびています
ひかりは しだいに さらにあかるくなってきます
流木が 立派な机におもえてきました
ポケットにあった 貴重な紙もあります

 うしなうことのない かがやきが わたしをつつみこんでいます

             

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