砂の中のスイム、充血した水晶体、それから脈絡のない明け方の夢/ホロウ・シカエルボク
のように生き続けることがある、特別な話じゃない、ただじっと見つめていればそのことには気づけるはずだ、必要なものを見つめるためには、そうでないものも視界に入れなければいけない、そこから先は果てしない疑問符と解答の繰り返し、ほら、気づいたらもう眠る時間だ、頭の中にあるたくさんのことを、枕元に投げ出して目を閉じてしまえばいい、知らない時間がたくさん過ぎて行ったところで、心臓が血液を循環させている限りまた明日すべてを目にするだろう。
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