十七時/TwoRivers
 
今朝感じた冬の空気と
正午に感じた秋の陽が
喧嘩もせずに
ゆっくり交わった
夕暮れは
追いかけもせず逃げもせず
変化を続ける

カーテン越しの青空の方が綺麗だからと
閉め切っていた心が
気紛れに窓を開けた十七時

まだ西に残っていたオレンジ

それっぽっちの優しさでも
充分な時がある
戻る   Point(8)