nrbq/はだいろ
 
「妻のトリセツ」という本を、買ってちょっと前読んで、
うろ覚えで、
昨日、妻の話を聞いていても、
つまり、妻の求めているのは正解ではなく共感なのだ、
という原則に従おうと努力はしたのだ。

だけど、いつまでたっても、
話の行き先は見えず、
まるで息を止めて水に潜る訓練のようで、
何を言いたいかさっぱりわからず、
共感をこっちへ持っていくべきかあっちへ持っていくべきかわからない。
適当に相づちを打てば、
適当だと腹を立て、
結局のところ、「ほっとけば」と結論付けてしまったので、
もう妻はブチ切れで、
子供のように泣き出す始末。


異種格闘技戦に、
ルールはもと
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