覚醒家/アラガイs
 

「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
心臓の音
色のないボードから気配がする
ここは病室だから、見つめるのは瞼を横切る細胞たち
やって来る看護師に、わけのわからない呪いを呟いた
〜ミドリムシからセンのムシ、毛細図柄がおもろいで〜こりゃ霊魂か何かの幽鬼物(遊戯体)やな。
(ニヤリ)してやったりと
、勝ち誇るアドレナリンがいて
円滑な酸素の侵入を妨げる
異物だと勘違いしたこわれもの
無機質な顔に誘われた忘れきれなさ
血脈を流れる愚かしさよ
澱みは薄らいでいるという声に(それが変化をもたらすのならば)
「対策」住み家を捨てたのだ。
排他的固形物から生まれ変わる、足もとが、
アンダンテ(ゆっくりと、歩くように)成すがままそれは
+に作用したのか、それとも








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