告白/水知鴇都
 
あなたを知りたいと望み
偽りのボクが生まれた

真実は常に残酷で
手に余るエゴに身悶えた

いずれ忘れて薄れゆくと
まるで意味のない慰めに縋ることで己を保った

未だ棄て切れぬ情念に
ついぞ僕が膝を折った


間違いでも起こせたなら、あるいは


でも結局そんな無謀も出来ずに
もう幾度目の溜息だろうか
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