自分史(音楽事務所勤務時代 8 ー 新婚旅行)/日比津 開
り庶民的な感じで、建物、座
席も古ぼけていたが、オペラは国立歌劇場と
同様に質が高く、楽しめた。オーケストラは
プラハ交響楽団の公演があることを知り、オ
ペラの公演のない日に当日券を求め、聴きに
行った。確か、メインプログラムはお国もの
のドヴォルザーク「新世界」だったと思う。
公演終了後、クロークに預けていたコート
を僕からではなく、近くにいた男性が彼女に
エスコートして着せたのには、ちょっとばつ
の悪い思いをした。
音楽以外の楽しみは、ホテルのバイキング
形式の朝食でハム、ソーセージ、ベーコンが
盛り沢山で、日本のホテルでは考えられない
ほど種類が豊富で美
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