無人島「梟石」/アラガイs
 

季節のない島には誰もかれもがやって来て、そして鳥のように消えていく
島の中央には工場らしき姿勢で大きく聳え立つ、この施設は時穴(ジーナ)とも呼ばれていた
それは単純に施設の内部が空洞化され、暗く静止していたことから時の人々は「洞窟」と解釈したのだ。
遙か昔、島の西側に住む人々はジーナのことを「希望」と呼び後世に伝えた。
埃の付着した命を物品と交換するために「禁」
目印はどこにも記されてはいなかった。

工場のあちらこちらに開けられた扉
それは東側に住む人々のために、
東側の人々はジーナが作り出すモノを「永遠」と呼び、置き去りにされた廃棄物を命と交換する
、扉はそのための密通
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