憧れ・続(改訂)/
ひだかたけし
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
)金木犀の花が軌道を舞い
)秋の大気が生まれるところ
遠くで鐘が鳴っている
憧れ途方に暮れながら
わたしはうっとり漂い出す
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