自分史(音楽事務所勤務時代 2 ー チケットセンター)/日比津 開
 
数回から20回前後開催する。

 自主公演はチケットの売れ行きで興行
収入が左右されるが、売り公演は1回に
数百万円から数千万円の固定的なギャラ
が入るので、リスクはなかった。イ・
ムジチ合奏団が1度来日すると、億単位
の売上となり、会社の業績に大きく貢献
していた。

 音楽事務所は海外からの招聘と所属の
日本人奏者にどのくらい有力、人気アー
ティスト抱えているかが勝負で、神原音
楽事務所は社長夫妻はじめマネージャー、
広報宣伝、チラシ・ポスター、プログラ
ム制作、チケットセンター、総務など合
計20人前後で、20〜30億円規模の売上
があった。

 配属となったチケットセンターでは、
普段はチケットの電話予約の受付が主な
仕事で自主公演開催日にはホールで当日
券を販売する。部長以下5〜6人体制で
チケットセンターは運営されていた。

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