曇天/都築あかり
好きの反対は嫌いじゃないし
じゃあ、雨の反対は晴れじゃないのかな
感情なんて捨ててしまえって思うのに
溢れんばかりに湧き出てきて
雨粒は僕の涙を隠すし
水たまりには僕の表情が映ってる
晴れの日は僕には似合わない
何もかもを照らし出して
影まで作って鬱陶しい
君はとても明るい、
眩しすぎる晴れの子だから、
僕に向かってそんな笑顔を
向けるものだから、
この距離は縮められない
かげふみをしよう!
って君が楽しげに誘ってくるけど
僕はずっと影にいたいから
永遠に曇りが続きますように
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