無題/
朧月夜
あなたの吐き出したいくつかの思いは、
あなたが綴ったいくつかの言葉は、
今でもわたしの胸を締め付ける。
まるで、わたしを天国に引き留める呪縛のように。
「永遠の魂なんてないよ、
魂のルフランなんてないよ。
だって自我とは点ではないのだから。」
わたしの中にいるあなたは、あなたではない。
雨が、すべてを洗い流してしまったらしい。
また一からの、やり直し。
すべてをまた思い出していかなくてはいけない。
すべてをまた綴りなおしていかなくてはいけない。
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