そしてしあわせな夜へ/秋葉竹
どの
あたしの身体と心の弱さ
心はすぐ簡単に
殺されてみたりして
心は棄てられた塵芥のようなボロ切れになり
もう耐えられない痛みが
安らかな眠りさえ
奪っていった夜
たった一度の夢の中でのような
あなたとの逢瀬が
明けない哀しみを炭酸水の泡のように
はじかせて
この
あたしのこころを甘い癒しに誘ってくれた
ひとりでは
だれも幸せになれないと知って
無垢な笑顔がこころの野の花に風を呼び
あなたの人生の中でだけあたし
身も心も
今も未来も
もう星空に祈らなくても
こころのいちばん深いところからの
しあわせになれるのかもしれない
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