まれにみる渡り鳥/
moote
年
ぴんと来ないならポールを呼ぼう
歌に染み込む羅針盤を探す独楽
「スリッパのはまべ」
上ってこんなに下なんだ
もう配ってしまったよ
振り出しで小声を競う
プリンの初潮
入り乱れた遊泳船
ぴりっとする干からびた星空に
給食の配給が浜辺へと帰る
「今日の会食」
ずり落ちんこつ惚れ惚れせな
パンはパンとして配られん
作品とも言えぬ時のはざまは
余儀なく素直な受け取り人に承る
スサノオの小学校
平気なまま風に乗りわたりゆく公園
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