やさしさとは/
きみのてを
優しさとは一体 どこから来たのか
風に吹かれて花が揺れるような
そんな感動を携えて
優しさとは一体 どこから生まれるのか
始まりも忘れた旅の果てに
得たものは両手では抱えきれない
優しさとは一体 どこから現れるのか
削られた魂の粉屑が
砂漠の砂となって心を撫でる
優しさとは水
掴まえられないのに触れられる
私たちの体の源
繋がり 歩み 命 花
死を迎えても無くなりはしないもの
優しさとはいつも世界を創り続けている
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