魂の休暇届/
若乱
ふりかぶって捨て去った
そんな、あやまちだらけの過去
時間に少しずつ
ゆるされてゆく
ああ、淡い残像
脱気して漂白した
形骸だけ
眺める
あまりに
諦めすぎたのかもしれない
忘れてしまった
焦燥も
苦しみも
誰にだって
僕色の空で
枠内の人生か
ずいぶん前に出した魂の休暇届
あるのは若さ無駄にした今日という幸せ…
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