あぶない橋を渡ると/こたきひろし
 
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな

人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない

だけど
急な坂道を運命が駆け降りてきたら
避けきれずに
気がついたら思わぬ所に落とし穴があって
転落してしまった

だから
幸せとかふしあわせとかは
いっときの幻覚
どこにもそんなもの
ありはしない

あぶない橋を渡らなければ
美しい夕焼けは見えなかったりもして
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