源氏と平氏/日比津 開
 

挙兵当時の平氏と源氏の戦力は
ある武士が言って笑われたように
富士山とそこらにある小高い山を
比較するくらい差があった
このあたり、まさに歴史の奇跡
不思議、面白さではないか?

余談が長くなったが、僕なら平氏に
味方する
たとえ、敗れたとしてもー
それは僕自身の人生が源氏のような
親兄弟相克の中にあった悔恨からだ
せめて死のときは、滅びの美学に
徹することができたらー

関門海峡、壇ノ浦の海の底にも
幼い安徳天皇を守る平家一門が築いた
都があるだろうか?

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