あいた、ゴホンゴホン。/秋葉竹
 
ーかー、誰か愛してよ。
もう、大きな声でも言っちゃうよ。
私、詩の中や、いろんなところで、ひとりで立って生きていけるって、うそぶいてるけど、それは本当に、生きてはいけるけど、やっぱり私だって、1人は寂しい。
誰か伝えてよ、私にその愛を伝えてよ。

あ、だめだわ。頭痛抑えるために、迎え酒してるんだけど、今日はエロくはないんだけど、なんか泣きが入っちゃって、恥ずかしいわ。恥ずかしくて恥ずかしくて、涙が出て来ちゃいそう。(泣き上戸?)顔なんてもう、もう、真っ赤ですよ。照れちゃって、えーん、かわいいんだからぁ〜。目も真っ赤っ赤じゃない?大丈夫?できるだけ優しい声でいたわってね。いまのうち。

(顔が真っ赤なのが酔っ払ってるからだからって、みんなに気づかれるまではね。)

でもね、迎え酒って、今、なんじ?
いえいえ、
今の時間に迎え酒のんでる訳ではありません。
今はまた、今日のお酒。
って、うそだよ。
今はシラフさ。

あいた、ゴホンゴホン。

せっかくの《秋》だもの。
ちゃーんと、しなくちゃね?




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