あまあし/すいせい
みず、のねが
ひかりと ともにはじける
それを きいている
おさないころの おもいで
あめがてんてんと
じめんにえがいた
わたしはそれを かきうつす
ことばには ことばのかなしさがあり
みちをひきかえす やぎのくびに
すずをつけて
ふれられるものは
すくない だから
うまれたてのあなたを
しっかりとだきしめる
うでからはがれて まるでとびたつように
ことばだけが すべてではないと
はじめてしったのかもしれない
かたつむり かたつむり
いつまでふるのか あめは
わたしがしんで わたしのこどもがしんで
そうしても ずっとふりつづける
それを しずかにきいている
、ひかりとともにはじける
みず におしながされた てがみ
うかんできえた かげろうのこども
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