孤独の行方/
日比津 開
ひとりでいるとき
孤独だったが
それが怖くはなかった
ふたりでいるとき、
孤独は失せたが
それが怖くなってきた
孤独が見え隠れする
これまではずっと
僕と一緒だったのに
隠れたりするから
どこに行ったか
場所を探してしまう
また会ってしまったら
きっともう孤独に
耐えられない
いまさら孤独の行方を
なぜ知ろうとしたのか?
知らずに済んだものをー
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